粟国の塩工場

粟国の名前を全国区にした「粟国の塩」。島の北部に位置する工場では粟国の塩が作られる過程を見学することができます。
特に興味深いのが製造工程の初期に海水の濃度を上げるための施設、「採かんタワー」ではないでしょうか。高さ10メートルの建物内に吊された竹に海水が何度も流され、水分を蒸発させることによって濃度を上げているとのことです。自然の力を利用した濃縮施設です。

ナビィの家

映画「ナビィの恋」のロケ地、ナビィの家です。今では持ち主の方が島におらず空き家になっていますが、映画で使われたそのままに美しい赤瓦の屋根が残っています。
島の中には特に看板などもなく全く観光地化されていませんが、ひっきりなしに観光客の方が訪れているようでした。やっぱり映画ファンには欠かせない場所なのですね。

洞寺

今から200年ほど前、雲水和尚という僧侶が粟国島に渡り、この鍾乳洞内で読経ざんまいに過ごすうちに亡くなったと言われる場所で、島内では神聖な場所となっています。
鍾乳洞内は入り口付近に設置されたセンサーにより自動的にライトが付く仕組みになっているので、懐中電灯などを準備しなくても自由に見学することができます。不思議な形をした鍾乳石がたくさんあり、とても興味深い場所ではないでしょうか。

ヤマトゥガー

まるで大きな岩がまっぷたつに割れてできたような不思議な場所。岩の割れ目には人がやっとすれ違えるほどの幅しかない道が作られており、そこを抜けると海に出ることができます。集落からそれほど遠くもなく、とても面白い場所なのでぜひ訪れてみよう。
近くにはその昔泉があり、ポンプで集落まで水を引き上げていた施設も残っています。

西の浜遊歩道

フェリーターミナルなどのある集落から南東にある海岸には遊歩道が設置されています。映画「ナビィの恋」のロケ地でもあった浜を囲むような形で延びたこの遊歩道は、足場もしっかりしておりとても歩きやすいです。
海を目の前にして屋根付きの休憩所も設置されているので、のんびり海を眺めながら休むにはとてもいい場所ではないでしょうか。

大正池展望台

粟国島の集落を一望できる展望台です。粟国島の平坦さがこの展望台からならよく分かります。眼下には放牧が行われている草原も見渡せ、のんびりとした粟国島の景色に心癒されることでしょう。
またこの展望台の下には、展望台の名前に由来でもある大正池という池があります。深い林に囲まれた静かな池で、とてもいい雰囲気を出していました。こちらもおすすめです。

夜のマハナ展望台

360°視界が開けている絶景のマハナ展望台。ここで東シナ海に沈む夕日を見ようと多くの観光客が訪れますが、実は本当にスゴイのは日が暮れてからなんです。
暮れなずむ空、紺色へと変わる西の空に一番星が輝きはじめ、しばらくすると満天の星空が広がります。沖縄の離島なら大抵の場所が明かりも少なく星を見やすいのですが、このマハナ展望台のすごさは視界の広さです。東西南北すべての星を一度に眺めることができます。ぜひ夕日を見た後に少しだけマハナ展望台で空を見上げ続けてみて下さい。

マハナ展望台

粟国島の最西端にあるマハナ岬の展望台。視界いっぱいに海が広がっていて、南西に久米島、南に渡名喜島、そして南東にはケラマ諸島が見渡せる絶景スポットです。近くに高い木や建物もなく、また展望台が2階建てなので思う存分東シナ海の海を楽しむことができます。まさに地球が丸いのは実感できる展望台です。